こんにちは、イムランです。イムランの英語学習ヒント・シリーズ、楽しんでいただけてますか?最近、GACKT様も英語学習の本質を捉えた動画を出しているので、ちょっと今までの緩いノリの動画だけではなく、英語学習の本質を捉えた解説をしようかなと思って、始めました。楽しんでいただければ幸いです。
さて、昨日の動画では英語力、英会話力、英語のスピーキング力の指標は会話量、説明量をベースに考えないといけないというお話をしました。
僕たちが「あの人ペラペラじゃん!」って思うのは、たくさん話している、ちゃんと説明している人を見た時なんですよね。なので、日常会話でよく話題に上るトピックに対してどれくらいの会話量、説明量で話せるのかが、1つの目安になるということでした。昨日はこちらの10の質問に対して、どれくらいの量、説明ができるかということをちょっと考えてもらいましたが、いかがでしたか?
今日は、こういった質問に対する答え方を細かく指導したいと思いますので、引き続き真面目モードとなります。
さて、一昨日と昨日は、自分の今のレベル+1を勉強することが大事だと言いました。昨日の表で言うと、こういう質問をされて、1−2文だけで答えちゃう人は、3−5文程度できるように勉強するのが良い、というお話をしました。
でも実際には、一気にレベル5に行っちゃってもいいんです。なぜなら、「i+1」ってそもそも明確な定義がないんですよね。で、今回は僕がみなさんに理解してもらいやすいように、スピーキング・レベル・シートをお見せしました。
より正確に言うと、「i+1」は「負荷がかかった学習」ってことなんです。自分が今負荷を感じることなくできるレベルの勉強よりも一段負荷が高い状態を「i+1」と考えてください。
なので、これらの質問に1−2文でしか答えられない方が、もう2−3文考えるのは大変ということであれば、それが+1かもしれないし、「がんばろうと思えば、がんばれる。全ての質問を10文以上言えるようにがんばります!」ということであれば、それがその人にとっての+1かもしれないわけです。
どちらにせよ、何が大事かというと、英語学習は必ず「負荷」をかけてやるって事なんです。
で、みなさんに考えてもらいたいのが、みなさんにとっての+1、ここからは「1負荷」と呼びまスが、1負荷学習ってなんなのか、です。「まあ、今1−2文だったら言えるから、3−5文くらいだったらできるかな。」これは、「1負荷」じゃなくて、「ゼロ負荷」です。「ゼロ負荷」というのは、今の範囲でもできるかなって、程度です。
「これくらいなら、できるかな」じゃダメなんですよ。
「できるかなあ…」くらいが1負荷です。
普段はみなさん、負荷を伴わない勉強を好みますよね。できるだけ大変じゃない勉強をしたいって思うじゃないですか。でもそれだとレベルアップの度合いもかなり少なめになるんですよ。筋トレや仕事と一緒で英語もやっぱり負荷があってはじめてレベルが上がります。でも、「10負荷」でやる必要はなく、「1負荷」で大丈夫です。
で、大事なのはその「1負荷」をみつけることなんです。一応、僕の目安としては、10文以上です。で、全然できない人からすると、10文ってすごく大変そうなんですけど、実は全然そんなことありません。
ではここからは、「イムランのみっちり指導レッスン!」です。
Do you like traveling?にどうやって10文で答えるか。しかも、大して旅行しない人でも。
ほとんどの生徒さんはYes, I like traveling.ってただ答えて終わりになってしまいます。でもこれだと会話量も、説明量もないから、コミュニケーション能力が低いって言われちゃうレベルですよね。でも、そうは言われてもなんて言えばいいのかわからない。当たり前です。そんな風に勉強したことがないから。だから、今からきちんと説明しますので、耳だけじゃなく、毛穴も含めて全ての穴をかっぽじって聞いてください。
まず「説明」の最も基本的な概念は。5W1Hです。
5W1H知ってますか?初耳学じゃないですよね。何度も聞いてますよね。でも一回もそれをベースに話したことないですよね。それをベースに勉強したことってないんですよね。
それが「知識」と「スキル」の違いなんです。
今日は知識を増やすんじゃなくて、「スキル」を高めてもらいます。
じゃあDo you like traveling?にまずは答えましょう。
1) Not really.
そこからは説明です。
2) I don’t like going out so much. (Why)
3) I like staying home.
4) The last time I went somewhere was 3 years ago. (When)
5) I went to Hakone with my friends for 3 nights. (Where/Who)
6) It was fun.
7) I’ve been to Taiwan and Guam. (過去の話)
8) I enjoyed both trips very much. (感想)
9) But, I don’t like flying.
10) It’s so scary. (Why)
これで10行です。
一旦ここで、この10文見てください。わからない時制ありますか?わからない単語ありますか?意味がわからない英語表現ありますか?
無いでしょ。全部みなさんが知っている英文法、英単語、英語表現で作った10文です。
で、ほとんどの人は、この10行を見て、「もう一回一から英文法勉強するか」って言うんですよ。」今、この動画見ている人で無意識に条件反射のように、「もう1回英文法を勉強しよう」って思った人、結構いると思うんですよ。
それは、あなたの日本人としてのDNAなんですよ。もう十分知っているのに、知らないことがないのに、また1から勉強しようとしているんですよ。
僕は今、ファイナル・アンサーという4ヶ月間のオンライン・プログラムをやっています。この要領で4ヶ月間で16トピック、つまり1週間、1トピック話せるようになってもらうというプログラムです。
先日ちょうど、8週間目に入ったので、ちょうど折り返し地点です。ここまででみなさん、7つのトピックをこのように用意しています。僕のこういうサンプルをお見せして、それを参考に自分のスクリプトを用意してもらっているんですね。で、それを先生に添削してもらって、さらにブラッシュアップして、もう一度添削してもらって、今度は講師がそれを音声にしてくれて、その音声を使って覚えてもらう、という流れのプログラムです。
で、1期、2期合わせて受講者43名ですが、僕の予想以上のことが起こっているんです。これはこの動画を見ているみなさんの参考にもなると思うので、シェアさせてもらいますね。
まず、まだ一人も挫折者はいません。2ヶ月間やっていて、挫折している人がいないんですよ。全員、きちんと課題を提出しています。2ヶ月間、必ず毎週課題を提出したことあります、英語の勉強で。
課題提出の締め切りが金曜日で、毎週金曜日に新しい課題をみなさんにお送りしているんです。土曜日の朝に、みなさんが金曜に提出した課題をちょっと覗きにいくと、その前の日に出した課題にほとんどの人が既に取り掛かってるんですよ。
みなさん、課題出されてすぐにやります?別にディスるつもりで聞いているんじゃなくて、やらないですよね。僕もやらないです。ギリギリまで待つ派です。でも、違うんですよ。
これが正しく+1、「1負荷」を設定できた人の反応なんだと思います。
超楽しいゲームと一緒ですよ。時間が空いたら、まずやる!ってすごいですよね。
で、このスクリプトは56語なんですが、みなさんには150語までで収めてもらっています。この3倍です。で、みなさん、150語書けるのか?どう思います?
みなさん、文字数を削るのが大変なんですよ。あまりにもオーバーするものだから、すみません、150語以内にしてください、ってお願いしました。それでも、みなさんオーバーしてきますけどね。
で、最初からできる人たちなんじゃないかと思うでしょ。半分以上の人が、始める前に相談してきました。そんなに言うこと、書くこと、出てこないと思うんですけど、少なくても大丈夫ですか?って。昨日の動画にも私、そんなに言うこと出てこない、って方が結構いました。
で、もちろんいいですよ、って言いました。最初は5行くらいでもいいですよ。少しずつ増やしていきましょうって。でも、その時点で僕は150語なんか余裕だってのはわかってるんですよ。だって20年英語教えてれば、それくらいわかりますよ。
で、実際やってもらったら、文字数オーバーしているんですよ。6週目だっけな、僕のサンプルを短くしたんですよ、120語に。それでもみなさん、関係ない。150語オーバーしているんですよ。しかも、YouTubeだったかにコメントがあったんですが、いつも削るのに苦労してますって、コメントしているんですよね。
で、今回折り返し地点で7トピック、これの3倍の量で言えるわけですよ。で、どれくらいこの内容を覚えていますか?見なくても、自分のスクリプト言えるか確認してください。って言ったんですね。そしたら、エリさんという方のコメントです。
「内容をど忘れしてなければ、7〜8割はいえました!でも、まるっきり忘れているフレーズが各回1、2個あったので、付箋つけました。日々見直します。」
7スクリプト、かける150語で1050語。文にすると、100文くらい覚えているんですよ、自分のことだから、絶対に使う文を。
他の方のコメントもお見せします。「自分の伝えたい事を英語で表現する事の楽しさと、今、自分の言いたい事を、どういう英語で表現すれば、自分の思いに一番ぴったり来るのか、LINEも使いますが、他のツールも活用しながら文章を作っています。楽しいですが、自分が作った英文をLINEに入れてみたら「あら???こんな表現、ちょっと失礼?」みたいになる事もあります
さて、今回はそんな調子で、言いたい事を英文にするところで時間をかけすぎて、script2をやっと今日担任の先生に送ったところです。」
で、なんでこういうコメントをシェアしているかというと、みなさんはこんな感じで楽しく英語学習ができる可能性があるという事をわかってほしいからです。
で、確かに43人いたら、こういう人、数人はいますよ、どんなプログラムでも。でも、今回は全員です。2ヶ月間、挫折者無しです。
自分の「i+1」、「1負荷」をしっかりと把握して、日本人としてのDNAの「基礎からやりなさい」という声は聞かないようにして、既に知っている英文法、英単語、英語表現を使って、自分の話したい事をまとめていくという作業をしていけば、いいんです。
明日、もう一度、手順をステップ・バイ・ステップでお伝えして、使えるツールも教えますので、また見てください。今日の内容で、もうやり方わかりました!という方は、明日の配信はどちらでもいいと思います。
コペル英会話という英会話スクールをやってます。
http://coper.biz/
ブルーフレイムという、英語セミナー、英語ツアー、大人向け留学サービス、親子留学、スキル習得留学
などをやっている会社もやっています。
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